まず、大学からの活動費補助の現状について。大学から支給される活動費は2種類あります。ひとつは「振興費」です。振興費は6月上旬に部の口座にまとまった金額が振り込まれます。あらかじめ予算書を作成して使用用途を予定しますが、手元資金としてある程度流用することができます。ふたつ目は「強化計画費」です。強化計画費は大会出場費や遠征費、合宿費、用具購入など、使用用途は限定されており、事業終了後に大学へ使用報告することで後日部の口座に振り込まれます。言わば、大学に専用口座を開設し、使うたびに補充されるような仕組みです。今年度大学からの活動費補助は、

振興費    531,000円
強化計画費  655,000円
合計    1,186,000円 

ちなみに参考に過年度の大学からの活動費補助は、
2020年度 1,245,000円(部員18名)
2019年度 1,364,000円(18名)
2018年度 1,357,000円(13名)
2017年度 1,375,000円(12名)
2016年度 1,328,000円( 9名)

 このところは部員数は大幅に増えているにも関わらず、大学からの活動費は年々減少しています。理由としては、大学の体育会への予算枠が年々減っているために、各部への配分が減ってしまっているからです。減った分をどのように補い、円滑に活動費を賄えばよいのか?振興費・強化計画費の他に活動費をプールしておく必要があると考えています。すなわち、大学からの活動費補助だけでは心許ないので、もう一つ「お財布」=「徴収部費」を作っておく必要があると考えます。
 OBOG会からの支援金も毎年30万円程度用意されていますが、現状ではその多くはスカウト活動に使用させてもらっています。OBOG会でも会費の徴収率を上げるために努力はしていますが、大幅に支援金が増えることは難しいでしょう。現状これまで、遠征費などの自己負担はしてもらっているものの、大学からの活動費補助からみなさんにある程度の補助ができています。しかし、大学からの活動費が将来減っていく可能性があるので、今後も見据えて今から手を打っていこうということです。また、コロナが落ち着いたら他大学への遠征や合同練習、ランキング対象となる試合への参加機会が増えると見込んでいます。
 ちなみに、参考までに関西学院大学は大学からの活動費が非常に少なく、共有費としての部費を月々1500円徴収していますが、試合出場費や遠征費交通費は全額自己負担だそうです。中京大学は4年間で10万円で部費を設定しているそうです。それでも出場費や交通費の補助は難しいために、尾矢監督が試合のたびに車を出して交通費負担をサポートしている状況だそうです。そう考えると十分とは言えませんが、関大は恵まれている環境だとも考えられます。

「徴収部費」 使用使途

  • 他大学OBへの謝礼(他大学のOBである、沖本くん、小野くん、吉沢くんが練習に協力してくれています。今後も継続して協力いただくために、心ばかりの手当てを用意したいと思いますが、大学からの活動費では人件費相当のお金は支出できない(所得税にかかわるため)決まりになっています。)
  • 大学へ請求できないもの(他大学への手土産や差し入れなど)・大学からの活動費(振興費・強化計画費)が不足した場合に充てる費用
  • その他

 自分たちの活動の多くを大学頼みにするのではなく、各自お金を出し合って、自ら部の運営をしてもらうことも目的としています。以下の要件で一律徴収とし、ミーティングで適宜会計報告を予定、使い方はミーティングでの協議により判断しましょう。

対象者  部員全員(マネージャー含む)
期間   入部月から最終学年の11月(インカレが最終戦であるため)まで
金額   月額1,000円(ただし、活動をしない7月と1月は徴収しない)
     =年額10,000円 4年間で37,000円

質問や意見、改善提案があれば遠慮なく言ってきてください。

20210622