
私は卒業後、幹事であった同期の黒田さんの海外転勤に伴い、幹事を務めさせて頂くことになりました。
「なまず」の編集から会計なども経験し、副会長までさせて頂いておりました。
幹事は、かれこれ30数年以上になりますが、会長という大役を引き受けるには力不足ですので、一旦お断りしようかと思いました。
ですが、自分が受けた恩を返し切れていないと思うので、できる限り頑張ろうと考え直し、お引き受けすることに決めました。
会長就任にあたり、“現役を強くするために何をするか”
私の現役時代は、初めのうち、OB会の活動が見えず、学生だけでクラブが成り立っているように思っていました。
50周年が近づいてきた頃、それまでお会いしたこともないOBを名乗る大人たちが突然来られて驚き、緊張したり、気を遣うのが嫌で、正直、初めは「面倒やなぁ」くらいに思っていました。でも記念式典が済んだらもう来なくなるだろう、それまでの辛抱だなんて思っていました。
ところが、合宿に外国人コーチを呼んで下さったり、部旗を新調して下さったり、道具を購入下さったり・・・と、学生だけではできないことをたくさん、たくさんして頂きました。
お陰で、2部リーグで優勝、1部復帰が見える所までになりました。
当時監督であった芽木先輩からは“復帰できたら豪華な褒美をやる”と目の前にニンジンをぶら下げてもらうなど、モチベーションを高めてもらいました。
結果は入替こそできませんでしたが、OB会への感謝の気持ちとOB会を好きになることができました。
私はキャプテンを務めたこともなく、輝かしい戦績もないので、林前会長のような5年間で1部リーグ3位内にするというアグレッシヴな公約も、現役への効果的な直接指導もできる自信がありません。
ですが、現役を強くしたい気持ちは変わりません。自分なりにできること、それはお金を集めることではないか、会計幹事時代、失礼ながら会費未納の先輩のところへ電話したり、お伺いしたりしながら会費を集めました。
現役を強化するには、やはりお金がかかります。まずは会費回収率を2期で90%以上にしたいと思います。
OB会が何をやっているのかわからなければ、感謝もできないだろうし好きになってももらえない、そんな会にお金は払えないという考えになってしまうかもしれませんが、市原幹事長はじめ林前会長、粂井監督などの現役への啓蒙活動でかなりカバーされてきたと思います。
それでまだOB・OG会に感謝や好意の足りない人や行方不明の方も居て、回収率が低いようです。
個人的な話になりますが、日々の生活費用に加え、親の介護や家のメンテナンス他に収入を超えそうなほどの費用が掛かり、やばい経済状態です。もう58歳、定年退職で収入がなくなれば預貯金崩すしかないかもです。
それでも、好きだから会費を滞らせることなく払っています。
楊枝さんのTシャツ企画のように別の収入源がかなり貢献してくれていますが、私としては「感謝されるOB・OG会」を目指し、是非、会費支払を優先したくなるくらい好きになってもらいたいと思います。
まだまだ頼りない会長ですので、皆様のご協力・ご支援が必要です。
今後ともご指導・ご鞭撻のほど、どうぞよろしくお願い致します。
魅力あるOB・OG会にしていきましょう!